水回りのトラブルで修理料金が異なるワケは?

どんなことでもそうですが、想定していない不慮のトラブルが起こってしまうと、その解決を急ぎすぎてしまうあまり、トラブル解決のために依頼する専門業者の選定がおろそかになってしまうこともあります。

 

水回りのトラブルに関しては、そういった問題が非常に起こりやすいといえます。ちょっとした水道蛇口などの水漏れや、市販のパイプクリーナーや身近なものでどうにかできるレベルの詰まりの問題であれば、業者に依頼するほどの必要もないでしょう。しかしたとえば排管パイプに穴が開いて大量の排水が漏れ出しているなどといったケースでは、素人ではにっちもさっちもいきません。

 

もちろん排水ばかりでなく、給水管のトラブルにしてもトイレのトラブルにしてもその他の場所にしても、水回りのトラブルというのは、このまま放置すると何かとてつもなく不吉なことが起こるのではないかという錯覚に陥りやすいものです。だからこそ、細かいことはさておいて、あわてて業者に依頼してしまうことになるのです。

 

ということは、依頼する側からすると、すでにあわてている時点で、緊急の対応というサービスに対しては、一定の価値を見出していることになります。価値があるのだから、それだけ費用がかさんだとしても、ちょっと待てよ・・・と立ち止まることができなくなってしまいます。結果的に、後で振り返ってみたときに、ふつうでは発生しない高額な修理費用を計上してしまうこともあるのです。

 

 

ほんとうに緊急な事態かどうかを考える

多くの業者にいえることですが、緊急を要する水回りのトラブルには、緊急対応のサービスを提供してくれます。ただ、ふだんの水回りトラブルにくらべて、かなりの修理代金を上乗せして請求される可能性も高いです。

 

ふつうに解釈すれば、緊急のサービスに価値を見出している時点で、それは当たり前のことであるといえますが、うがった見方をすれば、ドサクサの状況で頭が回らないうちに丸め込んでしまえという業者側の意図にも通じます。すべての業者とはいいませんが、中には巧妙に緊急性を高めるような誘導を行う業者もあると聞きます。

 

たとえば給水管破損であれば、水道の元栓をひねることですぐに自体はいちおうの収拾をみますし、排管破損でも、流すものがなくなってしまえば同様のことがいえます。

 

業者依頼の取捨は、このあたりの状況判断をしっかり行ってから、最悪のケースだけ依頼するという依頼側の対応も必要になってきます。

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